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作業療法の世界④―ニットプログラムはなぜ“整う時間”になるのか―
こんにちは。作業療法士の木村です。 前回 は、日々の生活の中で「作業バランス」が崩れると、不調につながっていく可能性があることをお話ししました。 では、その崩れたバランスは、どのように整えていけばよいのでしょうか。 今回は、そのバランスをどのように整えていくのか、そして株式会社Hyper-collaborationと一緒に取り組んでいるニットプログラムが、なぜその一助となるのかについてお話ししていきたいと思います。 この取り組みは、単なる個人のリフレッシュではなく、企業の中で人が持続的に働き続けるための基盤として位置づけています。 あたま、からだ、こころ 作業療法士が治療で使う「作業」について、少し説明していきます。 作業療法士は、その人にとって大切な作業ができるように介入を行います。しかし、大切な作業ばかりが治療対象になるわけではありません。 作業は、物品を媒介に自分の体を使って行われます。 例えば、朝起きてパジャマから洋服に着替えるときには、手や体を使って洋服を操作することが「着替えをする」という作業になります。 ですからまずは、洋服

木村奈緒子
2 日前読了時間: 5分


作業療法の世界③―「バランス」が崩れるとき、人はどうなるか―
こんにちは。作業療法士の木村です。 前回 は、心が動くことで体が動き出し、その人にとって大切な作業が回復のきっかけになることについてお話ししました。 今回は、作業療法で大切にしている「作業バランス」についてお話ししていきたいと思います。 「健康」を支えている日々の生活のバランスとは、どのようなものなのでしょうか。 自分は健康だ……でも。 Aさん やりがいのある仕事をバリバリやっている。最近、昇進もした。 でも……なんだかぱっとしない気持ちになることがある。 Bさん 仕事は充実しているし、土日は家庭サービス。子どもたちも順調。 でも……このままずっとこの生活が続くのかと思うと、空しい気持ちになる。 Cさん 仕事をしながら、家事も育児もやっている。休みの日は子どものスポーツの応援に、お弁当を作って出かける。周りからは「よくやっているね」と言われる。 でも……毎日どこかで、何かに追われているような感覚がある。 この3人は、このブログを読んでくださっている方のどこかに当てはまるものがありませんか。 体も動いているし、心も動くような作業も行

木村奈緒子
5 日前読了時間: 3分


作業療法の世界②―心とからだと作業―
こんにちは。作業療法士の木村です。 前回 は、「その人らしく生きること」を支える作業療法についてお話ししました。 その中で、「自分にとって大切なことができていること」そのものが健康である、という考え方をご紹介しました。 では、その「大切な作業」は、どのようにして成り立っているのでしょうか。 あなたにとって大切な作業は、何ですか。 それは、気持ちが落ち込んでいるときでもできるでしょうか。 あるいは、体が思うように動かないときでも、同じようにできるでしょうか。 今回は、「心」と「からだ」、そして「作業」の関係について考えていきたいと思います。 ある患者さんのお話 ある高齢の女性が、足を骨折して入院していました。 一人でトイレに行くこともできません。 「もう自分は二度と歩くことはできないかもしれない」 そんなことが頭をよぎり、ふさぎ込んでしまって、布団から起き上がることができなくなっていました。 そこはリハビリの専門病院でしたので、リハビリをしないと始まりません。様々なスタッフが入れ替わり立ち替わり、毎日リハビリに誘うのですが、なかなか

木村奈緒子
4月6日読了時間: 4分


作業療法の世界①―「その人らしく生きる」を支える仕事―
こんにちは。作業療法士の木村です。 普段は、作業療法士を養成する大学で、未来の作業療法士の育成に携わっています。現在、Hyper-collaborationとともに、ニットプログラムに関する取り組みを進めています。 その中で、「なぜ編み物なのか」「なぜそれが人の生活に影響するのか」と考える中で、作業療法の視点が大きく関わっていることを実感しています。そこで今回、作業療法という分野について知っていただきたいと思い、お話しします。 突然ですが、 「好きなことができなくなったとき、人はどうなると思いますか?」 例えば、 ケガをして体が思うように動かなくなったとき。 あるいは、気持ちが落ち込んで、何もする気が起きなくなったとき。 人は、ただ「不便になる」だけではありません。 それまで当たり前にしていたことができなくなると、「自分らしさ」そのものが揺らいでしまうことがあります。 作業療法士は、そうした状態にある人に関わる専門職です。 単に体を動かせるようにするだけではありません。 その人にとって大切な生活。 つまり、「その人らしく生きること」です。 それを

木村奈緒子
4月3日読了時間: 3分


望ましい未来を実装するために、ウェルビーイング事業を始めます
エンタープライズアーキテクトの吉田です。 今日は、私たちが昨年から準備してきている、ウェルビーイング事業について、なぜこの事業を開始するに至ったのか、ご紹介したいと思います。 Hyper-collaborationは、 望ましい未来構築に誰もが主体的に参画できる社会に転換する ことをミッションに掲げていますが、昨今、この「望ましい未来」という言葉の響きそのものが、少し変わってきているように感じます。 AIの急速な進化。 先の見通しが立ちにくい経済状況。 世界各地で起きる不安な出来事。 そして、日々流れ込んでくる膨大な情報。 こうした変化の中で、ビジネスそのもの、そして、私たちの心身には、想像以上の負荷がかかっています。どれほど優れたビジョンや戦略があっても、それを動かす人の心身が削り取られてしまえば、共創も協働も成り立ちません。 心身の健康こそが、望ましい未来を支える土台である という、あまりに当たり前のことに対して、あえて、それを実現するための「備え」が必要である時代になってきていると強く感じるようになりました。 人は、働くためのパーツではなく

吉田 裕美子
3月30日読了時間: 5分


「自律」と「協働」を掲げても、なぜチームはうまく動かないのか ——『企業と人材』連載と連動した全6回の勉強会を始めます
エンタープライズアーキテクトの吉田です。 今日は、4月から開催する勉強会について、お知らせしたいと思います。 組織の中で、「自律」や「協働」は、疑うことの難しい言葉になりました。 それらはほとんど常に肯定的に語られ、望ましいものとして共有されています。 けれども、言葉が正しいものであればあるほど、私たちはその意味を十分に問い直さなくなるのかもしれません。 自律を促そうとすると、現場は個人任せになっていく。 協働を大切にしているはずなのに、対話が増えるだけで前進の手応えが薄い。 そうした場面に出会うたび、問うべきなのは個人の能力や意欲だけではなく、 私たちがチームマネジメントをどう理解しているのか そのものではないかと感じてきました。 そんな問題意識から、このたび専門誌『企業と人材』で6ヶ月の連載を書かせていただくことになりました。 そして、その連載と連動するかたちで、全6回の勉強会を開催します。 今回は、その第1回でどのような問いから書き始めたのか、そしてなぜ勉強会も全6回で企画したのかをお伝えしたいと思います。 「自律」や「協働」は、良い言葉で

吉田 裕美子
3月20日読了時間: 6分


正解の先へ進むために── 元富士通役員・宮田一雄さんが、いま改めて「学び直す」理由 ── Hyper Leaders’ Boot Camp 第2期 参加者インタビュー
Hyper Leaders’ Boot Camp 第2期を終えた元富士通役員・宮田一雄さんへのインタビュー。AI時代においてリーダーは何を判断基準にすべきか、経験はどのように次世代へ手渡せるのか、日本のマネジメントはどこで立ち止まってしまったのか──。
富士通で長年、事業・組織・人材育成の最前線を歩んできた宮田さんが、自身の原体験や修羅場、TOC・CCPMとの出会い、そしてHyper Leaders’ Boot Campでの学びを通じて見出した「曖昧さを引き受けるリーダーシップ」について語ります。
聞き手はネスレ日本・高田耕造さん。正解がすぐに手に入る時代だからこそ求められる、判断の責任と人間ならではのマネジメントの在り方を掘り下げた、示唆に富む対話です。

寺嶋 広明
1月14日読了時間: 10分


自動運転の最前線から ― 組織の未来を見つめる時間株式会社ティアフォー 出張ATD25報告会開催レポート
自動運転の社会実装を目指し、非連続な成長を続ける株式会社ティアフォーにて、出張ATD25報告会を開催しました。急成長する組織だからこそ直面する「価値観の多様化」「マネジメント基盤」「心理的安全性」というテーマを軸に、エンジニアやコーポレートメンバーが対話とワークを通じて“組織の土台”を見つめ直した2時間。その場で生まれた気づきや声、企画の背景、そして学びが次の行動へとつながっていくプロセスをレポートします。

寺嶋 広明
2025年12月26日読了時間: 6分


EQ検査で、今の自分の軸を確かめる
― EQ検査SEI 30%割引キャンペーンに寄せて 神田です。最近、仕事が少しずつ前に進み始めている感覚がありました。新しい取り組みの芽が出て、企画も形になり始めている。客観的に見れば、悪くない状況です。 それでも私は、しばらくの間、そわそわした感覚を抱えていました。 落ち着かない。喉のあたりがざわつく。 理由ははっきりしないけれど、何かが引っかかっている感じ。 この感覚を丁寧に辿っていく中で、私は自分の中にあった前提に気づきました。 それは、がんばれるうちは、がんばり続けた方がいい、という考え方です。 これまでのキャリアの中で、私は比較的、がんばれてしまう側でした。 努力すれば成果が出る。踏ん張れば何とかなる。 その経験があるからこそ、無意識のうちに同じ前提を使い続けていたのだと思います。 けれど今は、この前提は、これからの自分にも本当に合っているのだろうかと立ち止まって考えるタイミングなのだと感じています。 ここで私が実感したのは、何か具体的な行動を急いで変えることよりも、判断の土台になっている内側の軸を確認することの大切さでした。...
神田 ゆりあ
2025年12月16日読了時間: 2分


10年の対話が、未来を導く光となる。NEC SessionSE × Hyper-collaboration
NECのSessionSEは、部門の壁を越えて課題を共有し信頼を築く「対話のコミュニティ」として10年継続し、役員も輩出するNECの背骨となった。今回はその立役者でもある松本さんがSessionSEの新しい幕を上げるために「外の視点」の導入を望み、Hyper-collaboration代表の吉田さんが初の外部ファシリテーターとして登壇し、データ→知恵の連続性、スキーマ設計、Future Readiness、社内モビリティや外部のキャリア支援を軸に3時間の思考と対話を実施しました。参加者は自部門の現状を照合しながら検証し、謙虚な情報伝達の意識、若手のオーナーシップ、人と組織の関係性がほぐれるプロセスなどの気づきを獲得されていたようです。日本を代表する企業の変革が進んでいることを実感できた、チャレンジングで有意義な機会をいただき、学びの大きい時間を過ごしました。

寺嶋 広明
2025年12月1日読了時間: 6分


「職場のメンタルヘルスシンポジウム」に参加しました
こんにちは。ウェルビーイングファシリテータの神田です。11/13に行われた、 令和7年度「職場のメンタルヘルスシンポジウム」 に参加し、基調講演、3社の事例発表、パネルディスカッションを拝聴してきました。私たちがこれから組織づくりを進める上でも、ウェルビーイング領域の事業を検討する上でも、有益な示唆が多いと感じています。理由は、標準的なメンタルヘルス対策の全体像が整理されており、中小企業でも実践しやすい構造で示されていたためです。せっかくなので簡単にレポートしてみたいと思います。 シンポジウム内容のポイント 基調講演 では、厚生労働省が示す「4つのケア(セルフ・ライン・事業場内・事業場外)」が改めて整理され、ストレス要因や相談行動、ゲートキーパーの役割など、日常的なマネジメントに直結するポイントが明確に説明されていました。 特に、「仕事や生活が継続的にうまくいかない状況」をセルフケアの相談目安とする視点は有用だと考えています。一方で、うまくいかないだけでは相談に踏み出しにくい方も多く、自分の状態を振り返り、言語化する機会そのものが必要だと感じまし
神田 ゆりあ
2025年11月26日読了時間: 3分


出張ATD25報告会 NECビジネスインテリジェンス様 編
2025年5月、Hyper-collaboration代表・吉田がATD-ICEに参加し、300以上のセッションから得た知見をキュレーションした「ATD25報告会」。その内容を企業向けに再構成して届けるのが「出張ATD報告会」です。
今回はNECグループ全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支える専門会社、NECビジネスインテリジェンス様での開催の様子をご紹介します。
テーマは「Collective Insights. Lifelong Learning.(共に学び続けることで生まれる新しい気づき)」。
4つのセクション「Future Readinessの真実」「AI時代の人と組織の成長」「AI時代の戦略と情報」「人が成長し続ける社会に生きるということ」を軸に、参加者同士の対話やワークを通じて、変化の時代を生きるための「コンパス」を共に探求しました。
参加者からは「未来の働き方を考える機会になった」との声、企画者の河合さんからは「300以上の材料(セッション)を、一流シェフのように一皿の料理へ仕上げていた」とのコメントをいただ

寺嶋 広明
2025年11月21日読了時間: 10分


感情は、コントロールするものじゃなく“共存するもの”EQがくれた、選択の可能性とこれからの自分を少しだけ変えるヒント
最近、チームの“空気”をどう感じていますか? 仕事をしていると、 「なんか最近チームの雰囲気がピリピリしてるな」とか「この人、本当はどう思ってるんだろう?」 そんな風に感じる瞬間、ありませんか? わたしは普段、自社やお客様のチームの様子を伺うとき、“見えない空気”の中にいつも感情があるなと感じます。 期限通りに終わらないんじゃないかという焦り、 思うように議論が進まないときの苛立ち、もどかしさ。 それから、プロジェクトで成果が出たときの喜び、 ゴールが見えてきたときの希望、「その仕事やっておきますよ」と言われたときの安心感。 数字や戦略よりも先に、感情がチームを動かしている場面によく遭遇します。 でも、そのような場面に“気づく”回数が格段に上がったのは、 Six Seconds社の「EQプラクティショナー認定資格」(以下、EQPC)を受講してからでした。 はじめまして。Hyper-collaborationの小山夏花です。 今日は、わたしがEQPCを受けて感じたこと、そしてそれが今の自分の仕事や考え方にどうつながったのかを、少しだけお話しします。
夏花 小山
2025年11月17日読了時間: 8分


対話を通じて共創を始める ー The ART of Transitionで私たちが生み出したい世界
エンタープライズアーキテクトの吉田です。 対話型カンファレンス The ART of Transition の開催日が迫ってきました。 今日は、このカンファレンスを通じて私たちが生み出したいと思っている世界観をブログとして書いてみたいと思います。 もはや "イベント" ではない、変革という旅 日本企業の変革への取り組みは、「DX」という文脈とともに、各方面で続けられていることは間違い無いでしょう。もはや、変革というのは、一時的なイベントではなく、組織の繁栄のためには持続的に行われることであることも、多くの人がすでに感じていることではないでしょうか。 望ましい状態を目指すのであれば、常に「何か」を変えていかなければならないのは、当たり前と言えば当たり前のことです。 では、これまでの継続的な改善を含む、さまざまな企業変革と、今、求められている変化にはどの様な違いがあるのでしょうか? もはや "誰か" が起こしてくれない、その変化 新しいことを始めようとする時、必ずセットで話されることが、それを実現することができる人がいるか?ということではないでしょう

吉田 裕美子
2025年11月3日読了時間: 5分


「苦くて甘い学び」AIと共に生きる力を育む、Hyper Leaders’ Boot Camp 第1期 参加者インタビュー
Hyper-collaborationエバンジェリストであるネスレ日本の高田さんが企画し、Hyper-collaboration代表の吉田が解説を加えるという形で実施した「Hyper Leaders Boot Camp」第1期の参加者インタビューをお届けします。
厚生労働省で障害者の就労支援に携わる遠藤径至さんが、AI時代の学び方を探る「Hyper Leaders’ Boot Camp」第1期に参加。HYCが掲げるエンタープライズアーキテクチャ、チームマネジメント、EQの3領域をAIツール(Gemini/NotebookLM)で読み・聴き・語る中で、「AIはツールではなく共に生きる存在」との実感を得た。AIの可能性と難しさを「苦くて甘い」と表現し、学び方も“読み切る”から“雑につまみ食いしても厚く学ぶ”へと変化。NotebookLMを“制度の家庭教師”として活用し、仕事や日常にもAIが自然に入り込むようになったという。遠藤さんはこの体験を「好奇心にフタをしている人にこそ届けたい」と語り、AIと共に変化を楽しむ“自然な学び”の在り方を示している。

寺嶋 広明
2025年10月28日読了時間: 9分
![[最終回]仲間募集と未来像へ](https://static.wixstatic.com/media/7e3c6b_991f948154044b53ae50bd8f22cc8307~mv2.jpeg/v1/fill/w_443,h_250,fp_0.50_0.50,q_30,blur_30,enc_avif,quality_auto/7e3c6b_991f948154044b53ae50bd8f22cc8307~mv2.webp)
![[最終回]仲間募集と未来像へ](https://static.wixstatic.com/media/7e3c6b_991f948154044b53ae50bd8f22cc8307~mv2.jpeg/v1/fill/w_303,h_171,fp_0.50_0.50,q_90,enc_avif,quality_auto/7e3c6b_991f948154044b53ae50bd8f22cc8307~mv2.webp)
[最終回]仲間募集と未来像へ
休むことも頑張ることも、大切にできる社会を目指して ウェルビーイングファシリテータの神田です(最終回で初めて肩書付きで名乗ってみました)。これまでの連載では、私自身の体験や編み物が心の支えになったこと、そして小さな場づくりの試みについて書いてきました。最初にお伝えした「鬱や不登校対応を抱えながらも仕事を辞めずに続けられた体験」の記事。その背景には、一人でも多くの人が鬱にならずに切り抜けられるように、回復の時間を持てる社会にしたいという願いがありました。 この数か月、いろんな方とお話しするなかで、たくさんの学びをいただきました。進化の谷理論のように、変化の過程に必ず訪れる不安定な時期があること。頑張ることと休むことは矛盾しないという視点が、自分を責めずに立ち止まる勇気をくれること。そんな考え方に出会えたのも、多くの方々や専門家との対話があったからだと感じています。 ループ付きニッタオル(手編みハンカチ) そして今、ようやく一歩先の実践に向けて動き始めました。来月には初めて企業での実施が決まり、私はわくわくと毛糸や編み針を準備しています。これまで机上
神田 ゆりあ
2025年10月25日読了時間: 3分


正直である勇気を持つ
全部は書けないけれど、嘘は書かない 神田です。 前回 は、専門家との協働がひらく可能性として作業療法士(OT)とのパートナー関係について書きました。 少し話は変わりますが、今回のタイトルは、Hyper-collaborationのバリューの一つでもある「正直である勇気を持つ」です。私はこの言葉が好きです。この会社のサイトには少し風変わりな連載を書き始めたときから心に決めていることがあります。嘘や誇張は書かない。 それが、私にとっての正直さです。 すべてを書かない理由 個人の体験や、進行中の取り組みには他者のプライバシーが関わります。また、私自身がまだ言葉にできないこともある。だから「全部」は書きません。それでも、書くと決めたことについては、装わずに、今の等身大で向き合いたいと思っています。 正直でいることの難しさ 正直に書くのは、たまに少し怖いです。進んでいないことや、迷っていることを書くと、「弱さ」をさらしてしまうように感じるからです。それでも、うまくいかない現実をなかったことにはしません。いいことだけを並べるより、足元を確かめながら歩くほうが
神田 ゆりあ
2025年10月18日読了時間: 2分


自律的なチームとはそもそも何か?自律と統制のジレンマを解消する、4つの理論とその組織的枠組みの適用
エンタープライズアーキテクトの吉田です。 コラボレーションが起きる経営(生き方として経営シリーズ)ブログの第2弾になります。 前回は、野中先生、竹内先生が発表された論文の中で示された「ラグビー型」のマネジメントとの出会いと、それを自社内で実践し、 ハイパー・チームマネジメント(HTM) というサービスに発展させたことを書きました。 参考: 3ヶ月で「本物のチーム」に変わる? ──リーダー頼みのチームから変化するための転換点 今日は、この「ラグビー型」、現在ではアジャイル開発の手法の1つとなっている、「スクラム」という世界中で活用されている実践的なプロセスを、現在そのようなマネジメント体制をとっておらず、組織文化としても隔たりがあるような企業に適用するためには、どのようなサービスとすべきなのか、企業経営の視点で活用した理論をご紹介したいと思います。 HTM開発スタートの時点で、プログラムの根幹となるのは、チームマネジメントにおける大きなジレンマとなり得る「自律と統制」をバランスよく機能させることであると私たちは考えていました。そして、それを実現する

吉田 裕美子
2025年10月12日読了時間: 18分


専門家との協働がひらく可能性
神田です。 前回 は新しく始動してみる小さな場、「ほっこり編み物タイム」をご案内しました。今回は5回目、この連載もなんとか1ヶ月を越えました。 体調が整わない中、休養多めに過ごしていたあるシーズン、私はとにかく編み物をして過ごしました。「ただの暇つぶし」だと思っていたけれど、気づけば驚くほどたくさんの作品が手元に積み重なっていたのです。 小物からセーターやカーデガンまで多種多様な作品たち こうして並べてみると、編むことが単なる趣味以上の意味を持っていたのではないかと思えてきます。実際に調べてみると、海外では「ニットセラピー」という考え方があると知りました。 そこから「編むことをウェルビーイングにつなげられないか」と考え始め、作業療法士(OT)で大学教員の友人に相談しました。すると彼女は快く協働を引き受けてくれて、今ではプログラム設計や観察・評価の方法などを一緒に議論するパートナーになっています。 作業療法士とは、医療と日常生活をつなぐ専門職です。病気やけがのリハビリだけでなく、「その人が自分らしく生活できること」に焦点を当て、手作業や活動を通じて
神田 ゆりあ
2025年10月10日読了時間: 2分


小さな場づくりを試みる
神田です。 前回 は、最初に編み始める時のポイントについてお話ししました。 小さな場づくりの試みについて、お知らせとお誘いです。 3種類の糸を使って編んだペンケース 編み物は、ちょっとした余り糸でも実用的なものに生まれ変わります。以前私がカバンやポーチで余った糸を使って編んで、1年近く使っているペンケースをご紹介します。飾るためのアートだけでなく、実用的なものを作れるのも、編み物の大好きなところだなと感じています。 私は編み物を、ただの趣味ではなく「心を調整する営み」として大切にしてきました。そして、その時間をひとりで持つことももちろん大切ですが、誰かと一緒に編む体験にはまた違う力があると感じています。笑い合える、励まし合える、言葉にしなくても「同じ時間を過ごしている」という安心感がある。 そんな「一緒に編む場」を作りたいと考え、少しずつ試みてきました。編み物したい人とカフェで集まったり、初めて編み物をする人にちょこちょこアドバイスしながら一緒に編んだり。そんな小さな集まりが、私にとって大きな励みになっています。 そして今回、お試しの活動としてオ
神田 ゆりあ
2025年10月3日読了時間: 2分