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対話を通じて共創を始める ー The ART of Transitionで私たちが生み出したい世界

エンタープライズアーキテクトの吉田です。


対話型カンファレンス The ART of Transition の開催日が迫ってきました。


今日は、このカンファレンスを通じて私たちが生み出したいと思っている世界観をブログとして書いてみたいと思います。



もはや "イベント" ではない、変革という旅


日本企業の変革への取り組みは、「DX」という文脈とともに、各方面で続けられていることは間違い無いでしょう。もはや、変革というのは、一時的なイベントではなく、組織の繁栄のためには持続的に行われることであることも、多くの人がすでに感じていることではないでしょうか。


望ましい状態を目指すのであれば、常に「何か」を変えていかなければならないのは、当たり前と言えば当たり前のことです。


では、これまでの継続的な改善を含む、さまざまな企業変革と、今、求められている変化にはどの様な違いがあるのでしょうか?



もはや "誰か" が起こしてくれない、その変化


新しいことを始めようとする時、必ずセットで話されることが、それを実現することができる人がいるか?ということではないでしょうか?


誰にそれを任せられるか?


確かに新たな価値創造を行うことが求められている企業活動において、誰がその価値を生み出してくれるのだろう・・・と過去に実績を上げているリーダー層などを思い浮かべることは自然なことかもしれません。


しかし、これまでの変化と、これからの変化の大きな違いがここにあるということを、今日はお伝えしたいと思います。


私たちは、生まれてからずっと、足りない自分をどの様に成長させるべきか・・・という外部からの要求に応え続けてきている世代かもしれません。もちろん、読み書きに始まる初等教育が不要だとは全く思いませんし、学びは生涯続くものであると私自身、考えています。

しかし、学びは、「足りないから行う」ものではなく、何か実現したことがあるからこそ、その興味や探究心が学びへと誘ってくれるものなのではないでしょうか?


英語が話せないから、海外で働けないと考えるのがこれまでの考え方であるとすれば、海外で働きたいから英語を学ぼうというのがこれからの考え方です。そのためには、実は、海外に行ってしまうことが近道だったりもします。


個人個人の能力を次々に追加することで、何か新しいことを実現しようとしてきたのがこれまでの変革であるならば、今現在できていること、今やっていることを少し手放し、新しいことを試す行動が起きることで、新たな学びの種は生まれてきます。


企業において、変革が行き詰まってしまったり、新しい事業を始めるような試みがなかなか開始できないことが起きているのであれば、それは、個々人の能力が足りないのではなく、新たな試み、試行錯誤をしたいという内からの欲求が足りていないのです。


そして、これまでのように、特別な誰かがその変革を起こすのではなく、誰もがその可能性を秘めており、同時に、一人で今必要とされている変革をスタートさせることなどできないのです。


また、この様な環境下において、新たな試みを開始するには、これまでの前提を覆す必要性が求められます。今まで当たり前はいつも正しいのではなく、現状に慣れきってしまった視点によって見えなくなってしまっていることがある。私たちの前提を疑わなければなりません。


「問いを変える」という話をよく耳にしますが、それはそんなに簡単なことではありません。


では、どうすれば?


話す相手を変えるというのが一番早いやり方ではないでしょうか?

対話を、いつもと違う人とするのです。

そして、いつもと違うやり方で話すのです。



「足りない」ということは価値


いつもと違う相手と、いつもと違うやり方で対話する場。


それが、私たちが開催する対話型カンファレンスThe ART of Transitionです。

ここから、新たな試みの "種" が芽吹いてくるでしょう。


そして、更に、この対話の中核にあるものは、前述の「足りない自分」こそが価値ということなのです。


私たちは、どこまでも「完璧」になることなどできません。

足りない部分があるからこそ、私たちは、誰かと協力することができるのです。


そして、その足りない部分を埋めてくれる誰かと出会うこともできるかもしれないのが、The ART of Transition なのです。



昨年度のThe ART of Transitionは、弊社単独のイベントでしたが、今年は、株式会社SHIFTさん、グロースエクスパートナーズ株式会社さんとの3社共催のイベントにバージョンアップしました。


これまで、学校教育も、企業内の人材開発も、「完璧であれ」というメッセージがどこかに隠れていた様に感じます。繰り返しになりますが、「完璧な人」などどこにもいないのです。完璧でない自分を本当は自覚しているのに、私たちはこれまで、心に鎧を着せて、そんなことには気付かないふりをしてきたかもしれません。でも、もう気付かないふりなどしなくて良いのです。



今こそ "トランジション" をスタートさせましょう


変化には2種類あることを、昨年度の The ART of Transition 開催時に書きました。



チェンジではなく、トランジション・・・「どのように」人々が変化を受け入れ、適応していくのか、そして、新しい価値をどのように生み出していくのか。



新しい価値を生み出すために、誰かと出会い、語る、対話することから始めてみませんか?

自分らしさに気づき、対話するステップを体験的に学習することができる、全く新しいカンファレンス、The ART of Transition 2025は、11/7(金)に開催されます。


The ART of Tansition 2025についてはこちらのサイトからご確認ください。


同一企業内から複数名でご参加いただくと、とてもお得になる価格設定になっています!体験を自組織内に持ち帰るためにも、お誘い合わせの上、ご参加いただけたら嬉しいです。



価値創造を経営の視点で


クロージングキーノートには、今をときめく経済学者の岩尾俊平先生にご登壇いただきます。


「有限な価値を奪い合う」経営から「新たな価値を創って、みんなで幸せになる」経営へ。


この転換を提唱する慶應義塾大学商学部の岩尾俊兵先生が、鋭い洞察と温かな人間観で“生きること”を経営の視点から問い直してくださいます。


きっとこの一日がトランジションの始まりになります。

皆様のご参加心よりお待ちしております!



The ART of Transition 2025

カンファレンスホームページ:https://www.artoftransition.jp/




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