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正直である勇気を持つ

全部は書けないけれど、嘘は書かない


神田です。前回は、専門家との協働がひらく可能性として作業療法士(OT)とのパートナー関係について書きました。

少し話は変わりますが、今回のタイトルは、Hyper-collaborationのバリューの一つでもある「正直である勇気を持つ」です。私はこの言葉が好きです。この会社のサイトには少し風変わりな連載を書き始めたときから心に決めていることがあります。嘘や誇張は書かない。 それが、私にとっての正直さです。


すべてを書かない理由

個人の体験や、進行中の取り組みには他者のプライバシーが関わります。また、私自身がまだ言葉にできないこともある。だから「全部」は書きません。それでも、書くと決めたことについては、装わずに、今の等身大で向き合いたいと思っています。


正直でいることの難しさ

正直に書くのは、たまに少し怖いです。進んでいないことや、迷っていることを書くと、「弱さ」をさらしてしまうように感じるからです。それでも、うまくいかない現実をなかったことにはしません。いいことだけを並べるより、足元を確かめながら歩くほうが、私には誠実です。


私の小さなルール

書くときに、いつも三つだけ確かめます。

  1. 誇張を足していないか。

  2. 誰かの痛みを不用意に晒していないか。

  3. 自分に無理をさせていないか。


    この三つを通過した言葉だけを、少しずつ積み重ねていきます。

支えになっていること

読んでくださる方の「読んだよ」の一言。一緒に考えてくれる仲間の存在。そして、編み物の手のリズム。これらが、正直でいようとする私の背中を押してくれます。


完璧ではなく、健康さを優先する。速さよりも、確信の深さを選ぶ。その姿勢で、これからも全部は書けないけれど、嘘は書かない言葉を重ねていきます。


初めての「ほっこり編み物タイム」を開きました。


今日のテーマの正直を貫いて告白すると、参加してくださったのは作業療法士さんお一人。でも、Zoomでゆるやかにつながりながら、私は編み物を、相手は別の手作業を進め、おしゃべりしたり黙ったり。その時間は、とてもあたたかく不思議な安心感がありました。


人数は少なくても「やってみる」一歩を踏み出せたことが大きな励みになりました。続けていけば、また新しい出会いや体験が積み重なっていくはずです。


次回は10月22日(水)11:45〜12:45。編む人も編まない人も、眺めるだけの人も歓迎です。


👉 ご参加は[こちらのフォーム]からお名前とメールアドレスをお知らせください。追ってZoomのご案内をお送りします。


今回も読んでくれて、ありがとうございます。

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