共催セミナーを開催して再考したコラボレーションの意味とは?



こんにちは、Hyper-collaborationエクスペアリンス・デザイナーの寺嶋です。


今、僕はHyper-collaborationが契約しているオフィスの原宿拠点で、うんうん唸りながらこの原稿を書いています。


このビルの1、2階にはIKEAが入っていて、先ほど店内をぶらりと通り抜けて来たのですが、そこでは本当にたくさんの人が思い思いに(たぶん)自らの生活をより良いものとするためのアイテムを選んでは例の黄色いショッピングバッグに詰めていました。

僕はIKEAに限らず、ニトリや、そのほかホームセンターなど、生活のための品物を販売しているお店に行くと、人々の「自分の居住空間を整理・整頓してより良い暮らしを築きたい」という思い(や決心)を感じてポジティブな気持ちになります。実際、僕自身も不要な物を捨てて部屋を整理・整頓するとポジティブな気持を抱くことができる実感があります。

整理・整頓するという行為がなぜ多くの人に(少なくとも僕に)ポジティブな感情を与えてくれるのか今度じっくり考えてみようと思います。


さて、整理・整頓といえば、私生活だけではなく、働く場所でも2Sや5Sなどという言葉として定着しているように重要な事柄として捉えられていると思います。


ものづくりが主体だった時代には、特にそのメインステージである「工場」という場所の整理・整頓が非常に重要であるとされ、実際に2S・5Sによって業績が良くなるという事例が数多く生み出されていました。


しかし、20世紀の終わり頃より、社会はものづくりの時代から情報化時代、超スマート社会に移行しはじめ、企業が提供するものは形を持った物体だけではなく、情報、そしてその情報を基幹とした「サービス」というものに置き換えられてきました。それに伴って整理・整頓の対象も、ものから情報へ変化し、当然手法もかわるべきなのに対して、日本企業ではまだまだものづくり時代の感覚で情報の整理・整頓をしているので情報化時代に乗り遅れている(DXが進まない)という事が言えるのではないでしょうか。


実際Hyper-collaborationの支援先企業などでは、社内の情報が整理されていないせいで、あらゆるところでそれぞれが独自で情報を蓄積をし、共有されないままの状態になり、乱立した蟻塚のようになっているのでどうにかしなければいけない、というようなお話を聞くことが多いです。


そこでこの度、情報の整理・整頓ということに関して問題提起し、考える機会をつくる意味で、アトラシアン株式会社、グロースアンドチーム・アーキテクチャ株式会社(Graat)とHyper-collaborationの3社共催で「組織と情報」ということに関してのオンラインセミナーを開催しました。


セミナータイトルは「マネジメント層必見!コラボレーションツール「Confluence」で組織を変えた経営者が教える、自走するチームの作り方」で、内容は以下の通りの三部構成になっていました。


第一部はアトラシアンの皆川さんより、自社で行った大規模な調査結果を踏まえ、「チームを基礎付けるオープンの形」と題して、オープンな組織とクローズドな組織、どちらが成果が上がるのかの研究結果をご発表いただきました。さらにはチームのオープン具合を図るアセスメントや考え方などもご紹介くいただきました。詳しくはアトラシアン株式会社のこちらのサイトをご覧いただくとその内容をお分かりいただけると思いいただけます。

https://www.atlassian.com/ja/practices/open#


第二部は当社Hyper-collaborationの代表、吉田さんが「情報を優秀な“インストラクター“にする」というタイトルで、オープンなチームがさらに成果を上げるためには社内にあるデータを「情報化」し、「知識」、「知恵」に昇華するプロセスが必要であるということを、自社の事例を通じてご紹介しました。


そして第三部はGraatの北村さんより、「Confluenceで実現する情報分類」というデモンストレーションをしていただきました。これはHyper-collaborationでも実際に使用しているアトラシアン社製のWikiツールであるConfluenceを使用し「チームで情報を共有するための使い方」のハウツーを紹介したものでした。


ご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょうが、アトラシアン株式会社はオーストラリアに本社があり世界190カ国以上にConcluennceやJiraなどというツールをサービス提要している企業です。いわばビジネスの道具を提供している側で、Hyper-collaborationがたずさわるフィールドとは違うところに位置する企業です。


そしてGraatことグロースアンドチーム・アーキテクチャ株式会社はシステム開発チームのアジャイル化を支援しているコンサルティング会社です。少しフィールドは違いますが、Hyper-collaborationもシステム開発チームを支援しているコンサルティング会社でもあるので、無邪気な言い方をすればGraatさんとHyper-collaborationはある種競合関係であるという言い方ができるかもしれません。


なぜそんな3社が共催でセミナーをするのか?


企業の問題は、複雑に社会の問題と絡み合っていることがどんどん明らかになり、一社、または固定の業種・業態だけで問題解決していくことへの限界を感じているからかもしれません。

異業種や、競合があえて手を握り合い、ディスカッションすることで視座の高さを上げ、見える景色を変えることで、今までは見えてこなかったカスタマーサクセスにつながる問題解決の糸口がみえてくるのではないかという予感が3社での共催セミナーを実施した理由だと思います。


そして、結果、セミナーには70名以上の方がご参加いただき、いただいたご質問はツールのことやマネジメントに関してのことなど多岐に渡るものであり、「考えていたことが言語化されたように思える」などというご感想もいただくことができました。


これを機に、アトラシアンさん、Graatさん、そしてHyper-collaborationは、さらなるコラボレーションを進めていきたいと思いますのでご期待ください。


ここまで文章を記しオフィスをあとにして、夕方の井の頭通りをパタパタと東に向かって走り、代々木上原駅を過ぎたあたりでふと、「終日 BEER COFFEE FLOWER」と柔らかなフォントで描かれたバナーが風にはためいているのを目が捉えました。気になって足を止め、お店を覗いてみると、パリの街角にあるような洒落た店先ではお花を売っており、その奥のスペースではクラフトビール、コーヒー、そしてお料理が楽しめるようになっているようでした。


生活を彩りを与え、安らぎをもたらす、別々のアイテムがひとつの場所で楽しめる仕組みになっているのはとても素晴らしいことだなあと思い、ちょっとネットで調べてみると「お花屋さん」「カフェ」「ビアバー」、それぞれ別店舗のオーナーさん達がもともと友人であったことから、相談して一緒にお店を始めることにしたというコラボレーション店舗とのことでした。


今日の僕にとっては、これだよ、これ!という感じの出会いでした。

もう少し走りたかったので立ち寄りはしませんでしたが、今度改めて訪問してみたいと思います。


 

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