テレワーク環境で働く人が、健康で、幸せで、貢献している実感を持つことができるために
コラボレーション研究家の吉田裕美子です。
新型コロナウィルスが猛威を振るっている状況を受けて、企業はますますテレワークを推進せざるを得なくなってきています。
私たちは、この間、実際にテレワーク環境で働く方々の生の声を聞いて回ることを実施してきました。大手の調査会社が行ったアンケートの結果を見ることは、情報を得る上で有効な方法ではありますが、「声を聴く」「実際に対話する」ことで、もっと温度感のある実態を知りたいと思っていたからです。
その結果、私たちがお話をお聞きした、主にリーダー層や若手の課長クラスの方々からは、疲弊感がハンパなく、また、いかに孤独であるか・・・ということがヒシヒシと伝わってきて、やるせ無い気持ちになりました。
最も働き盛りであるはずの、この階層の方々の状況を見て、正直、大きな危機感を抱いたとも言えます。
おそらく、今回お話をお聞きした皆さんや、同じ様な状況下にいる方々は、そんな中でも愚直に仕事は続けており、成果としては大きな違いはないのかもしれません。また、この様な状況下ですので、「今は我慢すべき時」と感じられている人も多いのでしょう。
テレワークが盛んに推奨されるようになって、かれこれ1年半ほどが経ったかと思います。環境は整備され、物理的には離れて活動することが可能になりました。しかし、この1年半で受けた、働き手のダメージをこのままにしておくことは、企業の体力としてジワジワと影響が出てくるのは必至ではないかと感じられます。
■ 社員の "気持ち" の健康状態がパフォーマンスに与える影響
孤独感を感じている、つまらない、寂しい、不安だ・・・
このような気持ちを感じている人は、どんな表情をしているでしょう?
どんな声のトーンでしょう?
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表情や声がイメージできたら、その人の思考はどの様な状態になっているか想像してみてください。
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行動の質や量はどうでしょうか?
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「気持ち」の状態が我々に与えている影響が非常に大きいことは、私たちは日常の生活の中で経験していると思います。
嬉しいことがあって、ワクワクしていれば、活動は活発になり、スピーディーな対応が可能になります。不慣れなことにもチャレンジしてみる意欲が湧くでしょう。結果的にチーム活動の成果とチームの幸福感が増していくことが多いのではないでしょうか?
悩みや不安感があれば、活動は停滞し、特別な理由がなくても、遅れや活動の漏れが発生する可能性が高くなります。結果的に、チーム活動の成果は予想を下回り、チームがギスギスしてくることもあるのではないでしょうか?
社員が「生き生きしている」ことは、決して「おまけ的」に必要なことではなく、経営やマネジメントがうまくいくための必要条件なのです。
■ テレワークで「生き生き」することは可能なのか?
私は、前に経営していた会社からずっと、社員が居住地を自由に選べる環境を作りたいと考えていました。そのため、経営のプロセスを全てネット上で完結できるよう整えてきているという前提がありますが、それだけでは、「生き生き働く」ことの道のりの、まだ50%にも至っていないと言えます。
実際、弊社のメンバーも一人で悩みを抱え込んだり、活動が停滞することはあります。それをいかに最小限にするかをこの8年間考え続け、今、自社内で行っているチーム活動に到達することができました。
ここまでのプロセスにおいては、アジャイルマネジメントの手法、スクラムなどを様々な機会を通じて学んだり、社内の情報の流れを設計し直すということを行いながら、試行錯誤してきました。そして現在は、バーチャル空間であったとしてもワンチームとして、「生き生きと」活動を続けることができていることを実感しています。
ここまで私たちが探求してきた内容をベースに、様々な企業規模、様々な業種においても適応可能な形に体系化したものが、ハイパー・チームマネジメントです。
お陰様で、導入してくださった企業様では、大きな手応えがあり、その時、側で見させていただいた、参加者の方々の声、反応、表情が、私たちの脳裏に何度も蘇ってきます。
【参考】
その様な表情を見てきている私たちには、今回お話を伺った、とても辛い表情のリーダーたちとの対話の後、新たな意欲が芽生えてきました。
それは、「働く場」が、例えオンライン上に変わり、毎日リアルに顔を合わせることができなかったとしても、チーム感と成果を称え合う気持ち、学びと仕事をする意欲に満ちた場に転換するために、なるべく多くの方々にこのプロセスをお伝えするということです。
私自身は、自社の経営を通じて「テレワーク環境でも、人が健康で、幸せで、貢献している実感を持つことができる」ことを目指してきましたが、自社だけでなく、もっと多くの企業がそういう状態になっていくことを目指していきたいのです。
■ ウェビナーを開催します!
とは言え、どの様な手法でそれが叶うのか、なぜ「生き生きした」チーム活動がオンラインでも可能なのか想像できなければ、導入の意欲も湧かないでしょう。
そこで、ハイパー・チームマネジメントご紹介するウェビナーを行います。
テレワーク疲れ、孤独感、パフォーマンスの低下を解決したいと考えていらっしゃる
テレワークの推進を担当されている人事・総務の方
働き方改革推進、テレワーク推進のご担当者様
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