テレワークを成功に導く方法1:分業とチームワーク

更新日:9月29日

こんにちは。吉田です。


昨日、Hyper Team Managementと言うテレワーク環境においても効果的なチームマネジメントが行えるプロセスの導入支援を行うサービスをリリースいたしました。


今日は、そんなチームマネジメントと切っても切れない関係にある「分業」について考えてみたいと思います。



アダム・スミスが説いた分業


組織が効率的に仕事を行う方法として、分業が当たり前に行われています。また、どの様に分業するかを設計して企業の組織構造が決まっているとも言えます。


この分業という方法を最初に説いたのは、アダム・スミスです。1700年代から分業という考え方が産業界に広まっていったというわけですね。


1人が何もかも行うのではなく、専門の仕事、責任を担う分業という働き方は、経済の発展に大きく貢献しました。また経済が発展すればするほど、より専門的に役割が細分化されていく傾向があります。


例えば、一般家庭の状況を考えても、私の父や母は、家電製品を直したり、自分や家族の衣服を作る洋裁ができたりしましたし、祖母はお昼ご飯にうどんを打って作ってくれたりしました。今でもそういうことが上手な人はいますが、私の両親やそれ以前の世代は、趣味や特技としてそれができたというより、生活の中でその様なことをすることが当たり前だった環境がありました。


今は、特に都市部では、誰もが忙しくなり、それらはサービスとして専門家が提供していたり、商品として買うことが当たり前になっています。そう、分業という仕事の仕方は、専門性がより高くなっていく傾向があり、ある意味、専門的に仕事を行うからこその熟達の速さという側面があります。


逆から見れば、私たちは、より高度に発展した社会の中で、自分一人の力でできることがどんどん少なくなってきており、様々なサービスや製品に支えられて生活せざるを得なくなっていることも事実です。こう表現してみると、ちょっと不思議な感覚にもなりますね。


分業の落とし穴


前述の通り、経済が発展し、より高度な分業が進む中で、私たちは、より何か(あるいは誰か)に頼らなければ仕事を全うできなくなってきています。これは1つの企業の中でも同じことが起きていると言えます。


更に、かつては企業の階層を上に上がっていけば、過去の経験を生かして「できること」が増えていったかもしれません。しかし、今は、過去の経験はそのままでは通用しないことも多く、上司や同僚はもちろんですが、肩書きや立場に関わらず、チーム内で様々な支援が相互に必要なことは増えてきているはずです。また、単純な作業が少なくなってきている今、仕事の熟達ということも難しくなってきています。


また、仕事が細分化されているが故に、全体像が見えにくいという問題もあります。自分が担当している仕事が、どの様な貢献につながっているかわからない状態で、意欲を保ち続けることは難しいでしょうし、ちょっとした行動の選択がどの様に影響するか、すぐにはわからないことも多いでしょう。



シンプルな基本


この様に、何もかも複雑になってきているかの様に見える、現代社会ですが、私たちが仕事を進める中で、変わらずに必要なことがあります。


それは、計画する→実行する→経験から学習する→次の計画をする というサイクルです。なんとなく繰り返している仕事だとしても、そこには必ず何らかの計画があります。そして、私たちはその計画を実行することで、必ず何らかの経験とその経験を通じた学びがあるはずです。そしてまた、次の計画がなされるのです。


単純な作業は自動化されたり、あるいは、まとめて外部サービスに委託されることが増えてきている昨今、私たちは複雑な(変動要素の多い)仕事を行う割合が増えています。だからこそ、チームで仕事の目的を理解し、計画し、実行段階を役割でわけ、そして計画の結果を共に振り返って学習する。このサイクルの中でなされるコミュニケーションを通じて、チームの知恵と共通言語を増やしていくことが、チームの成長に繋がっていきます。


この様なチームマネジメントは、組織のデザインはヒエラルキーのままであったとしても、関わり方としては、よりネットワーク型のチームワークになっているとも言えるかもしれません。


まとめ


私たちは、分業することで、ここまで社会を発展させてきました。そして、分業するということは、自分1人では仕事が完了できない状態であり、相互に連携すること、助け合う事が必要である、社会が発展すればするほど、その必要性が高まっていることを確認しました。


ここまで考えてきたことを、誤解を恐れずにシンプルに表現すると、分業とは、「みんなで力を合わせて目標を達成しましょう」ということだと言えるのでは無いでしょうか?


他方で、私たちは、頭の片隅で、「自分の仕事を一人でやりきってこそ一人前」というイメージを持っていたりします。確かに、「自分の仕事」を一人でやり切れることはある意味必要な時はあると思います。他方で、社会が発展し、高度に分業が進んでいけばいくほど、1人が成せる仕事の領域はどんどんと小さくなっていくわけです。


だからこそ、「1人1人ができる人を目指す」のではなく、私たちはより一層助け合わなければならないことを自覚して、「力を合わせる」ためのマネジメントとコミュニケーションが、よりいっそう必要とされていることを忘れてはならないのだと思います。


1人1人ができる人を目指すと、担当者が責任を持って自分の分担を完了させ、バトンを次に渡す様な、孤独なバトンランナーになりがちです。しかし、一見非効率に思えるかもしれませんが、本当に求められているのは、チーム内での目的目標の相互理解に時間を割き、チームの中にある「できないこと」を早く顕在化させ、そして経験を振り返る様なチームワークです。これらのことはオンラインでも、もちろん、可能ですし、テレワーク環境だからこそ、確実に実施しなければならないことと言えるでしょう。


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