
「それは会議で言った」はずなのに、全く現場での実践につながらないワケ
コラボレーション研究家の吉田裕美子です。 主体的なチーム活動を推進していくためには、上位層は戦略的な情報を開示し、フロントラインチームに適切に共有して、実践の中に組み込んでもらう必要があります。 だからこそ、企業では、情報共有のための会議体を様々作って、日々情報共有しているのでしょう。 マネジャーの仕事のほとんどが、会議、会議、会議の連続になっているのも、この情報共有と、それに基づく意思決定がなされる必要があるからとも言えます。 ところが、どんなに会議を重ねても、伝わっていかない情報が大量にあり、現場側からは上位層が考えていることがさっぱりわからない・・・という声がよく聞かれるのも事実です。 でも、上位層のマネジャーは、こんなことをよくおっしゃっています。 この間もこの話は会議で伝えた 私は、十分、情報開示している この問題を解決するために、何が必要なのでしょう? ■ 戦略と実践の間には情報の設計が必要 会議では、よくプレゼン資料の様なものが共有され、内容を解説する形が取られます。戦略や戦術、計画が共有されて、どの様に実践されていくべきかを議論す